・てんかんイーブニングセミナーEESB:2019-第一期第5回講義を開催

・てんかんイーブニングセミナーEESB:2019-第一期第5回講義を開催

てんかんの生活療法素描

 

イーヴニングセミナーEESBベーテルてんかんケア実践講義:2019-第一期第5回講義「てんかんの生活療法素描」は、3月14日(木)に開催された。

 

てんかん病院ベーテルは、止まらない発作を何としても止めたいと願う方々が遠方からも訪れ、日々脳波の精密診断作業を重ね確定診断作業と薬物療法を展開している医療現場である。この空間で繰り広げられるてんかんとの闘病生活から、病室を共にすることで見えてくる、抱えてしまった困難を共有し、共に解決に導くための基本となる、てんかんの生活療法について、ベーテル療法科長笠松初枝が講義を行った。

入院生活は、正確な発作症状と発作頻度の確認のため、自室にこもらない活発な日課表に基づいて闘病生活が仕組まれている。止まらない発作を止めて自立した社会生活を送ることができるよう、治療と同時進行でさまざまな体験を通した学習が組まれる。

今回は、4人の症例報告から、入院体験の治療効果が報告された。毎日の生活の中で発生する発作を直接目撃しながら、自らの病気を理解し発作の観察と記録を学ぶこと。薬の学習を深め自己管理を開始すること。お互いのてんかん医療体験を学ぶこと。毎日の作業療法にしっかりと参加しながら、将来構想を描いていくこと。病気のために失ってきた多くの貴重な体験を克服していくことの重要性が報告された。

一方、時代の変化により誰もがスマホを持ち、会話もなくゲームに夢中になり、生活体験治療プログラムに乗れない方々がいることも、大きな問題となってきたことが指摘された。未経験の新たなてんかん問題となりつつある。

私たちの役割は、どのような難題を抱えていようとも、必要とされるてんかん看護ケアをしっかりと提供し続けることである。
海野美千代

 


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