2025年6月30日
ベーテルでは、入院患者さんへの食事提供、栄養管理を、日清医療食品さんと共に、管理栄養士の勝山祥子が担当しています。てんかんの診断、治療のために入院される患者さんは、年齢、性別、他の疾患など、様々で幅広く、それぞれの患者さん毎に栄養面からの評価や介入が非常に重要です。一面的に食事を提供するのではなく、それぞれの患者さんに合わせた綿密な計画、日々の栄養管理や介入は、決して簡単なことではありません。
栄養面から患者さんをサポートし、食べることができない患者さんが、自分の力や介助で食べられるようになるために、栄養科や看護科、アテンダント、社会復帰科など多職種で日々奮闘しています。そして退院して施設や自宅に戻る際にも、様々な情報提供や細かな指導、助言を行い、患者さんの回復を病院の中だけで終わらないよう、手厚くサポートしています。
勝山祥子管理栄養士は、長年ベーテルに勤務し、栄養経営士の資格を取得したことで、自ら現場に立ちながら業務改善と患者さんへの貢献を目指してきました。資格の勉強をする中で自分の考え方が変わるきっかけを感じ、厨房設備の更新や献立づくりの変更による効率化によって、時間やコストの節約、物価高への対応を実現してきました。また、退院後に備えた地域連携の重要性や、栄養面のサポートの必要性をさらに伝えていくことが今後の課題であることなどが、本誌で紹介されています。
みなさまも是非、お手に取ってご一読いただけると幸いです。
神経心理士 阿部佑磨