RETURN再診の方、救急の方
再診の方
部門紹介の外来看護もご参照ください。
てんかんは比較的に長く患う病気です。ベーテルの外来診療には処方箋を受け取るだけになりがちです。とはいえ、てんかんが治る治らない、てんかん発作が止まった止まらない、薬の副作用はない副作用が出た、余病は出ていない出てきたなどを含めて、患児者さんの長い経過を見守る毎月の定時チェック(ポイント)です。外来(再来)診療を上手に受けるためには、①定期に診察を受けること、②病状の変化を事実通りに伝えることと、③発作表に記録し提出すること、④発作の再発には迷わず病院に連絡する、の四点などが大事です。
受付
窓口受付は8時15分からとなりますが、7時より番号札を入口外にご準備しております。
病院入口は8時に開きますので、番号札をお取りになってお待ちください。
なお、診察や検査開始時刻は予約時間です。
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入り口でサーマルカメラで体温を測定してください。
入口を入りましたら、風除室内右上にサーマルカメラがあります。画面を見上げていただくと体温表示がされます。その体温を問診表へご記入ください。体温が見えにくい方には、院内に入って右側に非接触型体温計を準備しておりますので、測定をお願いします。 測定できない方は遠慮なくスタッフにお声がけ下さい。体温測定は患者さんご本人だけではなく付き添いのご家族・スタッフの方も確認させていただきますので、ご協力をお願いいたします。
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受付窓口に診察券を提出してください。
- 正面医事科受付窓口に診察券・保険証・各受給者証・外来予約表・発作表を提出してください。
- 他の病院からの診療情報提供書や各種診断書の依頼がある方は、医事科受付窓口へ提出をお願いします。
- 問診表をお持ちの方はご提出ください。ない方はお渡ししますのでご記入後、窓口に提出してください。
外来診察
順番にお名前をお呼びいたします。
- 待合室にあります血圧計で血圧を測っておかけになってお待ちください。
- 血圧が測定できない方や測定値が高い方は看護師が後程再度測定させていただきますのでご安心下さい。
- 院外へ外出される際には窓口スタッフに声がけをお願いいたします。
診察の方
お名前をお呼びしましたら、血圧の確認、もしくは再測定、体重測定、お子さんの場合は身長測定も実施いたします。
この時に看護師が問診表・発作表を確認しながら、ご体調の確認をさせていただきます。
その後、診察へ順番にご案内します。
検査の方
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検査予定の方へははじめに検尿カップをお渡しします。
- トイレを済ませないでお待ち下さい。
- 我慢できない方はスタッフにお声がけ下さい。
- 採尿できない方やお手伝いが必要な方は看護師にお知らせください。
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その後診察の方の順に、加えて重心動揺検査、採血を実施します。
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薬物血中濃度検査がある方は、来院時間の2時間前に朝の服用をお願いしております。
- 採血の前に内服時間の確認を行いますので、看護師にお伝え下さい。
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その後は予定している検査室(脳波検査室、MRI室)にご案内します
- 検査内容や検査時間は患者さんにより異なります。当日はスケジュールに余裕をもって来院されることをお勧めしております。ご協力をお願いします。
お願い
緊急の患者さんが来院された場合、その患者さんを優先させなければならないことがあります。待ち時間が発生することがございます。ご協力、ご了承いただければ幸いです。
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検査結果が揃いましたら予約順に診察室へご案内します。
次回予約
診察が終了しましたら、再度待合室でかけてお待ちください。看護師がお声をおかけします。
次回予約
- 当院は原則毎月診察に来ていただくようご案内させていただきます。
- 予約表を医事科窓口に提出そびれた方はこの際に提出をお願いします。
- 予約は3か月先までとることが可能です。
- 予約については窓口予約が原則です。
- 予約ができない場合は、できるだけ速やかに予約専用ダイヤルへお電話くださるようお願いいたします。その際は診察券と予約表をお手元にご準備なさって、お電話ください。
定期検査
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定期検査は半年に一度ご案内しておりますが、医師の指示や患者さんの治療経過によっては、適宜検査が必要となります。外来窓口で検査予約日を決めていきます。
- 40歳以上の方、高脂血症、高尿酸血症等がある方はお若くとも、空腹採血になりますので、採血を終えるまでは糖分やお食事をお控え下さい。
- なお、空腹採血であっても、朝のお薬はお飲みください。
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年に一度MRI検査があります。目的に応じて撮像プロトコルが異なります。
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残っているお薬の日数を受診前に必ず数えてきてください。
- ベーテルでは、3.112011から、手持ち残薬2週間分をお勧めしています。
- また、薬の残薬チェックも行いながら、次回診察日を予約します。
とても大事な発作表の記入と提出
発作表はベーテルの外来診療の宝
発作表の記録は外来診療を上手に受ける要です。
何枚も発作表を並べてみると、治療がうまくいっているのかいないのかが分かります。
発作型の記号
- 作症状(発作型)の記号は決まっていますか。
- 一つ以上の発作がある方もいます。
- 決められない場合は、再度外来ナースと相談してください。
処方変更表と血中濃度値
- 発作表に処方内容と血中濃度値は記載されていますか。
- 担当医は発作表の下段にある薬剤の変更表や血中濃度を記入してくれたものとなっていますか。薬効の判定に役立ちます。
- 記入されていない場合は、検査結果表を見ながら、ご自分でも記入してみてください。
処方変更表
- 処方変更表を受け取っていますか。
- そうでない場合は外来ナースに教えてもらってください。
※1 発作表は外来窓口にございます。数ヶ月分をご自由にお持ち帰りください。カーボン式の2枚複写になっていますので、上の薄い1枚目があなたのカルテに綴じられ、厚めの2枚目をあなたさまのファイルに綴じ込んでください。
※2 発作表の記載方法が分からない方は看護師にお声がけ下さい。
救急の方
仙台駅前ベーテルにおかかりの方については、後半部にあります
てんかん専門クリニック仙台駅前ベーテル、てんかん専門病院ベーテルにおかかりの方は、救急事態が発生した場合も、週日夜間、土曜日夜間、日曜日、祝祭日を問わず、24時間、受け入れています。ご遠慮なく、時おかず、直ちにベーテルにご連絡ください
電話番号は 0223-24-1211 ベーテル代表電話番号です。
お名前、ご住所、診察券番号、電話番号(スマホ、携帯など)をしっかりお伝えください。
救急の方への注意点
夜間、休日、祝日は、病棟勤務者がお電話をお受けすることになります。
- 病棟ナースが受け手であるため、外来患児者さんのお名前だけではお顔を思い出せない場合もあります。落ち着いて、様子をしっかりお伝えください
- 救急搬送が必要な場合は、できるだけ救急車にお頼りください。ご家族が自家用車で搬送するのはできるだけお避け下さい。発作介助をしながらでは、運転中の事故、二次災害が心配になります。
- また、たとえば大雪や路上凍結の日などに当たれば、運転そのものが危なくなります。発作状態が終わっていて、たとえば連発しているわけではない安心そうな状態の場合は、真夜中に救急搬送を急ぐ必要がないかもしれません。ナースが当直医師/担当医師と連絡を取り、次善策をご提案します。
- なお、既に準備された発作時救急座薬や口腔投与液などの対応でも凌げます。ベーテルから遠方にお住まいの患者さんも大勢おられます。普段の外来診察で、担当医師と近隣医療機関の適否など対応策のあれこれを話し合っておいてください。
- 特に発作で棒状に卒倒した、大怪我を負っている、意識が戻らないなどの場合は、最も近い救急指定病院、救急科への搬送が最善の場合があります。これも事前に調べておき、とある場合には事前の搬送了解を取っておくなどが肝腎となります。
- ベーテルの救急受け入れの問題点は、全身打撲などの総合病院などでの救命対応が必要となる、遠方の方が頭部を強打しているのでCTスキャンがある病院へ行くのが第一、発作に関連する、しないに関わらず誤嚥や肺炎、脱水、急性腹症などの身体状態重篤などでは同じく救急科、救命病院への搬送が必要な場合です。
(この数年では、新型コロナウイルスCOVID-19感染を合併した方を受け入れることができませんでした。ベーテルが単一病棟であるためで、お力になれず申し訳なく思っております)
仙台駅前ベーテルにおかかりの方
救急事態の場合は、仙台駅前ベーテルにかかりつけの方も、本院岩沼が救急を受け入れています
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週日日中診療時間帯(夜間、月、日、祝日を除く)
仙台駅前ベーテル
TEL022-355-2525
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夜間、月、日、祝日や仙台駅前の電話がつながらない場合
ベーテル病院本院
TEL0223-24-1211
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上記代表番号が両方ともどうしてもつながらない場合、
あるいは地震や津波、台風、集中豪雨などの災害時に普通電話がつながらない場合本院病棟の特別救急番号(スマホ)
てんかんの緊急事態にはさまざまな状態がありますが、てんかん発作の重積状態含めて、ほとんどの場合、ベーテルで対応できます。なお、ご連絡の内容によってはベーテルで対応できない事態と判断される場合があり、救急隊と連携しながら適切な救急指定病院や救急科への搬送を図ります。