2025/02/26
2月10日(月)の2025年第11回国際てんかんデイIEDにあたり、国際てんかん学会ILAEと国際てんかん協会IBEはCross H教授とSofia F医師の両理事長名で共同声明を発表しました。以下にご紹介します。なお、今回の訳文は和訳時間節約のため始めてChatGPTを活用しました。この活用は皆さまへの情報提供がより潤滑になることが期待されます。和訳の仔細は訳者2名(DrテンマとDrソガ)が点検吟味し、相応の訂正を加え最終訳としました。訂正訳で文調が変更されたものもあります。なお、ChatGPTは相応に優れていたとのことです。この手の文章は型式が一様で使用される用語類も共通していることから日本文としての調子がよさそうと。また、Drソガが敢えて使用するILAE国際てんかん学会という分かりやすい和訳もChatGPTは正式な「国際抗てんかん連盟」としてあり、相応に精確に情報を織り込み済みで、取捨選択もさすがかなとのこと。他方、注意したいのは原文のpeople with epilepsyがてんかん患者と訳されており、視界ではこれをできるだけ避けているものです。
さて、特にIBEが推進する5千万歩運動、#50 Million Stepsは、292,509,535歩、つまり2億9千万2百万歩も数えたというのは特筆されます。世界のてんかん人口は5千万人。その一人ひとりが一歩、そしてまた別の一歩が歩み、てんかんの偏見差別の一つひとつを是正していく社会啓発、また世直しのために5千万歩歩めれば、てんかん問題は解消する、となります。これまでに9億歩を数えたと伝えられており、3億歩が加算されましたから、大変な伸張ぶりです。IBEの活動としては大変なものです。誠におめでとうございます。
一方、私どもは2月1日のSCAPE、第7回仙台てんかん市民会議から、#EpilepsyDay(国際てんかんデイ)、#MyEpilepsyJourney(私のてんかんの旅路)へ投稿しております。2月一杯投稿を続けています。International Epilepsy Day(SafariでそのままInternationalEpilepsyDayと入力)のHPには、Japanの項目でSCAPEがイヴェントEventsの名があり、またVirtual Art Exhibition(YouTube版で14分25秒)にNaoko Satohさんの作品が紹介されています。皆さまも是非ご覧ください。
国際てんかんデイIEDの目標は、共同声明にあるとおり、WHO決議、10年間の「IGAP(2022−2031):てんかんとその他の神経疾患の分野横断的グローバル行動計画」が目指す二つの目標を達成するimplementation(施行、実施)を祈念する日です。
1 2031年までに、地球規模で、2021年と比較して、てんかんの50%以上の方々が社会的な(国の)サーヴィスが提供されること
2 2031年までに、80%以上の国々(政府)がてんかんを有する人々の人権を促進し擁護するための法律を制定すること
カーレ仙台が主宰するてんかんケア仙台三位一体は、今年2025年までの活動を振り返りながら、毎年弛むことなく前進し発展していけるよう、国際てんかんデイIED活動を続けて行きたいと願っています。中期的には、さしあたり2031年まで、来年からは「私たちのてんかんケアの旅路」#MyEpilepsyCareJourneyも語っていきたいと願っています。
(カーレ仙台 海野美千代)