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ベーテルニュース

ベーテル2025年の餅つき大会

みなさん明けましておめでとうございます。

今年もベーテル体育館において、恒例の餅つき大会を開催しました。

会場には、年明けに書いた書初めの作品が皆さんを包み込むように飾られました。これは一人一人がこれから始まる一年間に思いをはせて、自分の思いに合った言葉を考え、心を込めて書いた作品です。患者さんの中には、得意なイラストで表現する方もおられ、スタッフの皆さんの書初めもあり、皆さんの思いが作品から聞こえるようで、賑やかな会場になりました。

今年の干支、巳(ヘビ)にちなんで、「もちつき」というタイトルも「復活と再生」の意味を力強く、大きく表現しました。

 

さあ、ふかふかの餅米が蒸しあがり、餅つきの始まりです。今回も臼と杵で、2回の餅つきをしました。

1回目のつき手は、はちまきに身を包みバイタリティーのある、作業療法士長有賀穣さんの登場です。まずは、臼を回りながら米をつぶすことから始まりました。そのあとは一気にペッタン、ペッタンという音から、ベッタンベッタンと、力強い音が体育館いっぱいに響き渡りました。と、同時に皆さんの応援にも「そうれー、そうれー」「よいしょ、よいしょ」と力が入り、皆さんの心が一つになった瞬間でした。

実際に餅つきをしたいという方もたくさんおられ、杵の重さに驚きながらも、力一杯奮闘していました。また、一つの臼を囲みながら千本杵でつく体験もしました。6人が時計に周りに進みながら、つくというものです。皆で力を合わせ、とても美味しそうなお餅が出来上がりました。

2回目が始まろうとした時、バテバテになった有賀さんの姿を見て、心理士阿部佑磨さんの助っ人が登場しました。歓声の中、2回目の餅つきが始まり、これもまた柔らかいお餅に仕上がりました。

今年のメニューは、あんこ餅、ずんだ餅、納豆餅、それに患者さん方が調理実習で作ったお雑煮です。これに、紅白のかまぼこや唐揚げ、色取りがきれいな卵焼きも加わり、おいしくいただきました。お餅のおかわりをする方もたくさんおられ、とても幸せそうに頬張っていました。

お餅つきでは、日本の文化や風習としてのお餅つき体感し、伝統に触れることができる貴重な機会になりました。患者さんからも、幼稚園以来で楽しかった、また、自分の作品が飾られながら、餅つきができて嬉しかったなどの感想をいただきました。

お米は生命力を象徴すると言われています。特に米をついてできた餅は、パワーが凝縮され、生きる力がつき、無病息災で過ごせると言われています。

今年も、病魔退散、健康と幸運を願い、この日が皆さんの良い思い出となりますようにお祈りいたします。

社会復帰科科長 笠松初枝