医事科は患者さんの病院窓口係です。とはいえ、窓口業務という単なる通過点だけではありません。その後患者さんが関わることになる医療スタッフ全員への架け橋となり、またいずれ繰り返し通って行っては戻ってくる業務の役割をも担っています。
来院される皆さまを最初にお迎えする医事科のスタッフは、患者さんが安心して診療を受けられるよう、丁寧で迅速な対応を心がけております。また、皆さまのご不安やご心配を少しでも和らげられるよう、いつも笑顔で、思いやりをもって接するようにしております。今後も、てんかんの方が利用できる医療資源のご紹介と手続きについて丁寧に、「親切に」サポートし、皆さまのお気持ちに寄りそうことを心がけております。なお、親切心は私どもの心の内にこそあることは承知しております。
ベーテルは患者ケアをMDTBというケアでお世話させていただけるよう努めています。医事科スタッフも一員です。医事科も入院患者さんをそれぞれのスタッフが手分けして担当しています。ご相談やご疑問がございましたら、ご遠慮なくお気軽にお尋ねの旨、お声をおかけください。
目次
病院受付では、まずは、健康保険証、あるいは健康保険資格証、あるいはマイナ保険証をお渡しください。
外来診療や入院の受付をいたします。また、本日の流れのおおよそをご説明します。また、受診後の会計のご請求を差し上げます。何なりとご質問をお受けします。
医療費の経済的負担を軽減するため、医療費の助成制度についてご案内いたします。
申請手続きに必要な書類の準備や申請方法についてご案内を差し上げます。
皆さまが加入なさっている社会保険や国民健康保険(保険者)に、診療報酬制度に基づいて診療内容を記入する定められた診療報酬明細書(レセプト)を作成する業務です。保険診療では、患者さんは保険医療費の1ー3割の支払いが法的に義務づけられています。なお、ご存じない方もおられますが、健康保険法と国民健康保険法では即金支払いまでも義務づけています。
(注)以下に示されたもの以外にも、医療費の自己負担分に関わる制度や規則があります
制度名 | 対象 | 概要 |
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自立支援医療(精神通院医療) | てんかんの通院治療を継続している人 | 外来医療費や薬代の自己負担が3割から1割に軽減 |
指定難病医療費助成制度 | 進行性ミオクローヌスてんかんなど、てんかんで指定された難病患者 | 医療費の自己負担が3割から2割に軽減 |
小児慢性特定疾病医療費助成制度 | 18歳未満の特定のてんかん患者 | 外来と入院医療費が3割から2割に軽減 入院時の食事療養費の自己負担分の1/2となる |
精神障害者保健福祉手帳 | てんかんによる障害がある人 | 税金の控除、公共料金の割引など |
障害年金制度 | てんかん発作の頻度や生活のしづらさがある人 | 障害程度に応じた年金支給 |
重度心身障害者医療費助成制度 | 重度の障害がある人(自治体により異なる) | 医療費の自己負担分を助成 |
図:自立支援法の外来医療費の自己負担分の軽減申請者比率(ベーテル)
(伊藤 有希子)
患者さんやご家族から「ありがとう」と感謝された時はとても嬉しく思います。ご不安も含めてご質問がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。