3月24日より1階脳波室の脳波計3台・てんかんモニタリングのための長時間脳波・VTR同時記録装置5台、計8台がニューロファックスEEG-1200からニューロファックスネクストのEEG-1260となりました。また、脳神経データ管理に特化した日本光電社の最新ソフトウェアを搭載した新しい脳波システムCNNPlusとなりました。CNNPlusは生理・画像検査を一元管理する診断情報システムPrimeVitaPlusの一部門となっており、脳神経生理検査の統合管理が可能となります。今後、心電図、誘発筋電計などの連携構築も可能となり、電子カルテからもこれらの結果を参照することが容易になります。
なお、2018年3月12日に脳波計の更新・長時間脳波・VTR同時記録装置は3台から5台に増設して以来の大がかりなシステムの更新となります。脳波同時記録用のカメラもアナログカメラからデジタルカメラへ更新され、より鮮明な映像が記録できるようになりました。また、赤外線投光器も設置され、夜間真っ暗な状態でも顔の表情などがより鮮明となり、睡眠中のまぶた・口元のピクつきなどもはっきりとらえることができるようになりました。
ルーチン脳波検査や長時間モニタリング検査は、私たち検査技師だけでなく、看護師・他のスタッフの協力・支援を必要とする検査です。検査機器の更新により、より精密なデータを提供できるようになります。てんかんモニタリングのために、看護師や他のスタッフとともに私たち臨床検査技師はよりよい患者サービスを提供できるよう精進していきたいと思っています。
検査科 原田早苗
(日本光電 パンフレットより)