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星空パーティー2026 開催報告

雨あがりの空に届いた賑やかな星まつり

「星空パーティ」

 

2026年7月24日、恒例の夏の大イベント「星空パーティ」を開催しました。7月に入るとともに暑い日が続き、暑いけれど解放感を感じながら、外でセミの合唱のBGMと共に、星空パーティが開催できると思い込んでいました。しかし、当日から雨の予報となり、開けてみても雨・・。当日まで悩んでいた会場は、外来待合室に決定。ベーテルには大きな体育館があるが、なぜ体育館で行わないのかと疑問に思った方もおられましょう。それは、開催中に雨がやむかもしれない。その時は直ちに外に出て、花火を見せてあげられるかもしれないという奇蹟を願っていたからです。この時この日に、たまたま入院となっていた患者さんたちが、心を込めて書いた短冊の願いを星空に届けてあげたいとのスタッフ一丸となった思いからだったのです

そんな思いの中、まず月に2回コーラスで来ていただいている、こづみ先生と梅森先生による「ミニコンサート」からの開始となりました。リズムを取りいつしか手拍子が始まり、メロディと歌声は雨をはじき返すように響き渡りました。恒例のスイカ割りは、大人気のプログラムです。「前、後ろ、右、左」と案内役の応援席からは、声が枯れるほどの声援が飛び交い、白熱しました。リベンジしたいとの患者さんもおり、声援にも力が入りました。真二つに割れると、会場が割れんばかりの歓声で最高に盛り上がりました。
今年の屋台は、心理室、外来の診察室となりました。日ごろ、少し緊張しながら訪室するところですが、今日に限っては、焼き鳥もたこ焼きも、かき氷もキンパや冷麺、焼きそばもフランクフルトも屋台として入り、楽しく嬉しい、おいしいものが頂けるお部屋にヘンシンしていました。
ダンスも最高でした。おなじみの「ジャンボリミッキー」と、盆踊りバージョンの「メリーアン音頭」の2曲です。少々練習不足?と思っていたのですが、いやいや本番に強い方々が多いのか、力を溜めておいたのか、最高の盛り上がりでした。
皆さんのダンスの呼吸を整えたのち、最後はDrソガからのお話がありました。織姫と彦星の会える日を願い、星を見るベーテルの「星空パーティ」。今トマト畑と化している屋上から始まり、流しそうめんなども行ったそう。先生の記憶では、雨が降ったのは、2回目と。ベーテルの「星空パーティ」は、雨の確立は低いが、仙台七夕は雨天が多く、そのためアーケイドが作られたとのこと。その雨を「酒の涙の雨」と言って酒涙雨(さいるいあめ)というそうです。なんと、昔話から、歴史まで教えていただきました。
Drソガから最後に「皆さん元気になって、幸せな楽しい生活が送れますようにと、七夕の雨として送ります」と、ありがたいお言葉をいただきました。
閉会式では患者さんから、本日の星空パーティが開催できた感謝の言葉がありました。そして、闘病生活やダンスでのキラメキ賞の発表を終了したその時、奇跡が起こりました。終了を待っていたかのように、小雨になっていたのです。打ち上げ花火実行決定です。入院患者さんの願いを星空に届けるチャンスが来たのです。こづみ先生と梅森先生から頂いたたくさんの吹き上げ花火と打ち上げ花火と共に、願いが夜空に打ち上げられ、まさかの奇跡に大歓声が上がりました。協力して作り上げた二つの玄関飾りも、嬉しそうに皆さんを見守っていました。
ある患者さんから、花火大会へもいけない闘病生活。まさか手持ち花火も、打ち上げ花火もできるなんて思ってもみなかった。最高。スタッフの思いや躍動感がありびっくりしました。とても良い思い出ができました。今までは入院生活に前向きに考えられませんでしたが、この星空パーティに参加して、しっかり病気を治そうと思ったとのことです。その後も、たくさんの患者さんから感謝の言葉がありました。開催できてよかったと思いました。

雨でも奇跡が起きた、今年の「星空パーティ」。私たちも一生の思い出になり、忘れることがないでしょう。そして来年は、たくさんの星が見られますように。

最後に今回の開催にあたり、ご協力いただいた皆々様に感謝申し上げます。

 

社会復帰支援科 笠松 初枝

 

 

 

旋律と花火が吹き飛ばした雨空「星空パーティ」

 

生憎の空模様となった星空パーティですが、こづみ先生と梅森先生のミニライブから幕を開け、お二方の紡ぐ美しい旋律が、まとわりつく湿気を吹き飛ばすようでした。

コーラの早飲みに参加いたしましたが、眼鏡型のストローはなかなかに吸い上げるのが難しく、前回チャンピオンのコップが早々に空になるのを横目に見つつ、半分以上残る自分のコップを必死に吸い込みました。

屋台ではバラエティー豊かなメニューが並び、主食からおかずまでよりどりみどりでした。

胃の容量と時間が無限であればいくらでも、食べられるだけ食べるのに。などと思いながら、食券代わりのカードに書かれたメニューとにらめっこをし、そこで、自分で選ぶ楽しみもあるなと気づきを得ました。

地元のお祭りでは盆踊りを踊るのが好きでよく参加していましたが、ベーテルでのダンスはなかなかに激しい動きが多くてついていくのがやっとでした。もっと練習しないとだめなのだなと思いながら、せめて手の振りだけでもと思ったのに、左右逆に腕を掲げてしまい、そのときは恥ずかしいと思いましたが、過ぎてしまえばいい思い出です。

ドクターソガのお話では星空パーティーの歴史をひもといて、星に近い屋上で行っていた話や、七夕にまつわる星の話など、汲めども尽きぬ泉から湧いて出るように滔々と紡がれていました。

雨の勢いが弱まり、締めに花火を楽しみました。

打ち上げ花火や吹き上げ花火はまるでコキアのように枝を伸ばし、次々と、空を持ち上げるようにきらめいていきました。

手持ち花火はススキのように穂を垂れ下げ、線香花火が風に吹かれていく様はまるでタンポポの綿毛のよう。まるで、四季を閉じ込めた庭を見ているような面持ちでおりましたが、それらは煙とともに去って行きました。

 

 

検査科 櫻井 愛子