2011年3月11日の東日本大震災から丸15年を過ぎました。ベーテルが所在の宮城県岩沼市にある当院ベーテルは幸い山手にあり直接の難を逃れましたが、太平洋を望めば目の前の浜辺は完全に持って行かれました。3.112011は大天災でしたが、一方南に下ればフクシマゲンパツ第一がメルトダウンし、大人災となりました。10月31日付けの公式被災状況は、死亡者は15、829人、行方不明者は3692人、避難・転居者は71、358人でした。なお、ベーテルに通院されていた方で死亡されたのは12人でした。
この方々を含め、天災と人災の複合災害の犠牲者を偲んで、2011年5月13日に第一回のベーテル3.112011追悼式を開催いたしました。その後、「てんかん市民の誓いーこづみ郁子コーラスライン」と名称を定めて、今年は15回目となります。大震災追悼を重ねながら、残された私どもが選んだのは「てんかん市民が共に助け合う」方法と手段の開拓です。
被災地に投じられた国の復興対策はこれまでに42兆円超が費やされています。一方、2020年以降、ゲンパツ関連に軸足を置くモノに変化してきています。岩手と宮城の両県は、遂に叶わぬ爪痕と痛手を残しながら、この15年でほぼ復興に至ったそうです。一方で、ゲンパツのフクシマは復興の実感を味わうことなく、あまつさえ国策に翻弄されているとのことです。
その中で、10年も過ぎて国や地方自治体が追悼式を相次いで取りやめ、現在も今なお開催しているのは福島県や一部の被災自治体です。献花台すら置かない自治体を増えてきた昨今です。ゲンパツがいよいよ主題となる定めのようです。とはいえ、ゲンパツは東日本大震災の追悼には馴染まないことはもともと運命づけられているようです。当ベーテルは福島県の浜通りの方々と縁深く、3.11はゲンパツ問題と無縁となることはありません。
第15回の「3.1120112026:てんかん市民の誓いーこづみ郁子コーラスライン」は、3月13日の金曜日に開かれます。当日入院されている方々やハンス・バーガー協会の利用者の方々と一緒に、誓いを立てていきます。
(Drソガ)
