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大きな舞茸の贈り物に目が点

大きな舞茸の贈り物に目が点

2025年10月8日

社会福祉法人矢本愛育会の、元理事長菊池昌三先生から舞茸、キクラゲ、椎茸を頂戴致しました。昌三さんは現在は、ベーテルやベーテルがバックアップしているNPO法人ハンス・バーガー協会の理事も務めていらっしゃいます。

頂いた箱には、あふれんばかりの舞茸・しいたけが顔を並べてぎゅっと詰まっておりました。箱から取り出して驚きです。両手を広げて持つと優に30cm超えの大きな株で、茎はどっしりと太いものでした。スーパーの舞茸を想像していた私は、あまりの大きさに手にかざしたまま、しばらく上下左右から眺めていました。身の厚い黒々とした新鮮な「生きくらげも」も頂きました。

 

矢本愛育会では、障害者日中活動支援施設「ぎんの星」で、農耕栽培を中心とした活動をしております。季節の機会あるごとに、利用者さん方が精魂込めてお作りになった農作物やオリジナルの味噌などの貴重なものを頂戴しております。

さて、このような立派な舞茸・しいたけ・きくらげを、入院患者さんにもご賞味いただきたいと調理することにしました。舞茸は少し多めのバターを中心とした、醤油と塩コショウで味付けをしたバター炒め、きくらげは、さっと湯通しして、シャキシャキ感を残し、からしとポン酢で和えてみました。

患者さんに頂いたことを伝えると、菊池昌三先生をご存じの方もおられ、懐かしんでいました。身近にあった物での調味料での味付けではありましたが、舞茸の香りも残り、きくらげの歯ごたえも感じられたとのことで、患者さんからも大賞賛でした。秋は、やはりキノコ類が主ですね。我が家でも舞茸ご飯や芋煮など秋の料理を楽しんでみたくなりました。

 (社会復帰支援科 笠松初枝)

 

<添え書き>

ご存じの方々には何度となくこの事をお伝えしたかったのだが、菊池昌三さんから今回も立派な贈り物を頂戴してしまった。彼は障害者支援施設が利用者の方々に働く場を提供し、いわゆる工賃とする営為を積み重ねてこられた。障害を有する方々を守り生活できる場を提供し、また日中に何かしらの仕事を差し上げ続けるのは並大抵のことであるはずがない。この贈り物はそう語っている。

たまたまに菊池昌三さんに出逢えたことは異世界にある私どもを励まし、また支えてもくれた。この上ない幸運である。その昔、彼は日本てんかん協会宮城県支部の事務局を担っておられ、支部活動の事務経費も賄っていた。縁がありて40年以上のお付き合いいただいているが、私ども医療界とは異なる福祉の世界の生活人生史そのものを彼は届けてくれ続けている。その一つの具体が、疲れを知らない独創的な発想による農産品の製造であり、また販売の工夫である。季節毎に彼が披露してくれた贈り物は、言い方では福祉の世界にお住みでなければきっと商売繁盛間違いなしの会社社長となっていたに違いないことを教えてくれる。

いつも有り難く頂戴して一礼している。また、別の機会にもご紹介したい。

 (Drソガ)