2025年3月10日
一足早い春を感じられるアイスチューリップ。外来に来られる患者さん方は、この時期に咲いているチューリップを、外来診察室から眺めることができます。私たちは、花の無い時期にこそ皆さんが、少しでも心が癒され、温かい気持ちになって下さればと毎年飾っております。
8年前頃だったでしょうか、アイスチューリップの球根作り(球根を冷蔵処理し、冬を疑似体験させ開花時期を調整する)を試みたのですが、失敗に終わってしまいました。その後は毎年冷した球根を購入し育てています。
3cmほどの芽が出た状態で配送されるので、植え付けてからは温室に置き、茎が育ってきたころには、茎が伸びすぎないように、天気の良い日は外の太陽に当てます。夜はまた温室へ戻します。花が咲きそうなり、色が見えてきたら外に飾ります。まるで赤ちゃんを育てるかのように大事に育ててきました。
今年の開花はお正月過ぎ、一斉に咲き揃い見ごろを迎えました。そして、この3月を過ぎても、まだまだ咲き誇っています。
アイスチューリップを育てるにあたって、その年により鉢の大きさを変えたり、植え付ける本数を変えたりしながら、試行錯誤の結果、だいぶ上手く咲かせるようになりました。今年は、様々な色を注文したと思っていたのですが、咲いてみたら同系色になってしまいました。それもまとまりがあり、いいかもしれませんね。外来に来られる皆さん、まだまだ咲いているアイスチューリップをご観賞下さい。
そのうち、季節のチューリップもあちらこちらから咲き始めますので、楽しみにしていてください。
社会復帰科 笠松 初枝