2024年12月25日夕刻からベーテル病院3階体育館をお借りして、HBA全員集合でクリスマス会を開催することができました。新型コロナウイルス感染症発生以来、毎年のクリスマスパーティーは各ホームごと開催になっていました。
今年は、『ピアノ:こづみ郁子先生・歌:梅森智美先生』による華やかなコンサートで幕開けです。そして、HBA国井陽介理事長による乾杯の後、会食が始まりました。パーティーにふさわしい豪華な料理の数々、大きなチキンやケーキ、食べきれない程の品々にほっぺが落ちそうでした。HBAの仲間は、皆さん大人の域におられる方々ですが、…何と!!サンタさんがプレゼントを運んでくれたではありませんか。皆さん満面の笑顔でプレゼントを開けられていました。
クリスマス会をもっと笑顔で楽しんでいただくならと企画された次のプログラムは『ハンス・バーガー協会若手5人組によるコント』です。内容はドリフターズの早口言葉コントです。このコントには、利用者さんも参加してもらい大成功でした。ちょっと間違えては笑顔で大変な盛り上がりでした。仮面ライダーのショッカーに扮する早坂剛さんの登場もあり、大いに会場を盛り上げてくれました。最後は、『クリスマス・イブとジングル・ベル』を皆で合唱しました。
この会に同席下さいました、ベーテル病院理事長 曾我孝志先生より『この先も皆さんが、より豊かな人生が送れるようにと』あたたかいお話しを頂きました。そして、曾我先生より春には凜と咲き誇る原始系チューリップを中心にビオラやパンジー、アリッサムで鮮やかに飾られた鉢が贈られ、来年の春には綺麗な花を咲かせられるように、自ら育てることの楽しさを感じられるはずです。
病気と向き合いながら、思い通りに人生を歩めない時も、この一時のように共に楽しい時間を過ごせる仲間がいることは、幸せなことだと思います。
泣いたり、笑ったり、しながらこれからも共に同じ時間を過ごしていきましょう。
ハンス・バーガー協会 サポートセンターリーチェ
生活支援員 新里 悟
2024年12月25日、イルミネーション輝く大きなツリーの下に集まり、4年振りのハンス・バーガー協会クリスマスパーティーが開催されました。日々てんかんと戦いながら自立や一般就労を目指す利用者の方々が、束の間の休息として皆で美味しい料理や、出し物、歌を楽しむ為に開催されたこの日を利用者の方々は指折り数え、日々楽しみにされていました。
待ちに待ったパーティーの初めには、こづみ郁子先生と梅森智美先生によるクリスマスコンサートが行われ、クリスマスの煌びやかさを感じるピアノ演奏と歌声をプレゼントしてくださいました。素敵な演奏で開幕が飾られ、心わくわくさせた利用者の方々の耳に「ドンドンドン!」という音が飛び込んできます。叩かれた扉から出てきたサンタさん達によって配られたプレゼントは日々てんかんと闘う利用者の方々を応援し、支えて下さるご家族や支援員の方々からのプレゼントです。沢山の気持ちのこもったプレゼントを開けられた利用者の方々の表情はとても明るく「大切にするんだ。これ着て頑張るんだ!」と喜びを語る方々もみられ、会場全体が喜ばしい雰囲気に包まれました。
プレゼントを準備された方々に思いを馳せた後は、理事長と共に今回のクリスマスパーティーが無事行われた事を喜びつつ、「メリークリスマス!」の合図で会食が始まりました。昨今のコロナウイルスやインフルエンザの影響で行事も減り、クリスマスはそれぞれホームにて行われていた為、今回ベーテルの大きな会場にて行われたクリスマスパーティーは、利用者の方々にとって特別な思い出となりました。
チキンやパエリア、ケーキ等この日のために準備された美味しい料理を食べながら、1年を振り返るスライドショーを見た利用者の方々は、「いい表情で映ってるね。これ楽しかったね、来年もしたいね。」とこれからの生活に期待で胸を膨らませながら幸せいっぱいの様子でした。
続いて行われたリーチェの職員による「ドリフの早口言葉・コント」では利用者の方々にも早口言葉に挑戦頂き、練習してきて上手く出来た方や一発勝負で挑戦した方、噛んでしまって隣の人と笑いあった人等、それぞれが様々な形で楽しい時間を過ごされました。
パーティーの最後にはDr.ソガより利用者の方々と共にクリスマスを祝う言葉があり、会場全体で今回のクリスマスパーティーを心から喜びました。プレゼントと共に贈られたDr.ソガからの多くの励ましのメッセージを胸に、来年も目標に向けて頑張ろうと引き締まった表情が見られました。
てんかん発作をはじめとした様々な壁と戦う利用者の方々が、無事にクリスマスパーティーを終え、今年を楽しく締めくくれました事はひとえにご家族の皆様が日々の生活からご尽力頂きましたお陰です。深く感謝申し上げます。
ハンス・バーガー協会 サポートセンターリーチェ
生活支援員 齋世知