例年よりも暖かい日が続く中、2024年1月12日、毎年恒例の餅つき大会が開催されました。今回は月2回のこづみ、梅森両先生をお迎えしてのコーラス開催日と重なり、共に餅つきを楽しみました。
そもそも、新年の餅つきは、お雑煮に入れて食べるお餅を作るために行います。神聖なお米で作った縁起のいいお餅を食べることで、神様の力を分けてもらえるとの意味があるようです。お正月にお餅を食べるようになったのは、稲作農家の文化が始まりといわれています。
近年、臼や杵でつく餅つきは、あまり見られない光景となりました。そんな中でもベーテルでは杵で餅をつく方と、返し手とが呼吸を合わせ、更にみんなで「よいしょ!」と声をかけながら、楽しく餅つきを行います。今年たまたま入院で居合わせた子供達が、大きな臼と杵を前に一生懸命餅つきをする微笑ましい光景を見ることができました。
今年のお餅は、患者さんのリクエストから、あんこ餅、きなこ餅、ずんだ餅、さらにお雑煮とたくさんの種類が並びました。なかなか食べられないつきたてのお餅を、皆さん美味しそうに召し上がっていました。
入院中にこのような貴重な機会に巡り合うことが出来たことに感謝しつつ、また今年一年も楽しく過ごせるようにとお祈りいたします。
2024年1月12日
療法科 作業療法士 武者沙希