2019年2月18日、先生は昨年12月17日に東北大学精神科の教授にご就任されて間もなく、多忙を極めるであろう毎日の時間をおさきくださり、てんかんの専門医療の現場をご視察にお越し下さった。ベーテルは、患者の皆さまと共に歓迎し感謝の気持ちをお伝えさせていただいた。
てんかんのためだけに整備された3TのMRIや外来におけるVTR脳波同時記録装置・病棟における24時間脳波モニタリングシステム・患者さん方の日常を支える毎日の作業療法としての空間である体育館等をご視察され、てんかんを支えるスタッフの努力にも目を向けて下さった。
先生は、精神医学教育への取り組みの今後の抱負として、多層的アプローチによるシームレスな高精度精神医療保健体制の構築を可能にする人材育成について述べられた。今後、てんかん医療に取り組むDrの育成が図られることを期待してやまない。(海野美千代)