主催者となるカーレ仙台は、てんかん制圧運動の一環として「てんかんの社会啓蒙活動の灯を消してはならない」を使命とし、年2回のてんかん医学市民講座を開催し続けてまいりました。今回の開催は、54回目となります。
第1部のプログラムは、10回目となる「基礎から学べる」てんかんケア実践講座、てんかん専門病院ベーテルの臨床現場から、私たちのお仕事はてんかん専門と題し、それぞれの領域から4題の報告をさせていただきました。
医学記念講座には、てんかんクリニック仙台駅前ベーテル開設7周年を祝い、岩手医科大学小児科教授 赤坂真奈美先生をお迎えしご講演頂きました。
また、てんかんを抱える皆さま方の社会生活を支え続けた、ハンス・バーガー協会25周年を祝い、宮城障害者職業センターの舩津正悟さまより就労支援に関するご講義をいただきました。
そして、何より皆さまにお聞きいただきたい、てんかん市民のSpeak Out 自分の大切なてんかん物語2題を準備いたしました。
自らの声で、言葉でてんかん人生を振り返りながら、より豊かなてんかん人生の送り方を導いておられます。YouTube配信しておりますので、アクセスしてみてください。
第2部は、こづみ郁子ピアノコンサート、ポーランド舞踊、宮城学院女子大学の皆さまによるよさこい踊りと、参加者全員による大合唱でワイワイガヤガヤ、大いに楽しい時間を過ごしました。
この場所に、直接足を運ぶことによって得られる、てんかんという病気の新しい学び、そして同じ思いに触れ、感動し心揺さぶられる時が、てんかん問題に向き合う自分を励ましてくれる、そんな時間となりました。ご参加いただきました皆さま方に深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
カーレ仙台 代表 海野美千代